2026-05-08

瓦は地震に弱いのか?現代の瓦事情を紹介

日本の伝統的な屋根材・瓦。「地震に弱いんでしょ瓦は…」と思っていませんか。でもそれは古い情報。
最新の瓦は、高耐久性や美しさという元来の持ち味を活かしつつも、対災害化が進んでいるんですよ!

「瓦が地震に弱い」は誤解なんです

阪神大震災以降の大地震。倒壊した家の映像を見ればそのほとんどが瓦屋根でした。
その映像と瓦は他の屋根材と比べて「重たい」という事実が結びつき、長いこと「瓦は地震に弱い」「瓦が重いので家がつぶれる」と信じられていました。
しかし、その後の分析、現在の定説では家の倒壊要因は屋根の重みというよりは、むしろ家の構造自体が弱いことによるものだと明らかになりました。

全国陶器瓦工業組合連合会によれば、2001年策定の工法で施工されていれば、瓦屋根は震度7クラスの大地震でも安全であることが検証されています。
実際に、2014年の熊本大震災ではスレートや金属屋根であっても倒壊している、瓦屋根であっても倒壊していない家がある、というのが事実です。
倒壊しているのは構造で耐震性が確保できていない古い家→古い家には瓦が載っていることが多い→「瓦屋根は地震に弱い」という誤解につながったのですね。

対災害化が進む最新の瓦のお話

阪神大震災以降、住宅の耐震化について人々の意識が高まり、家の構造にしても、部材にしても、「地震や災害に強い」ことを目標に飛躍的に進化しています。
瓦で言えば「軽量化」「葺き方の改良」がどんどん進んでいます。
ウィークポイントだった重さが少なくなり、より落ちにくい、雨風を通しにくい葺き方が開発され、元々持っていた機能性の高さや美しさはそのままにより強くなっているのです。
現在の対災害化が進む最新の瓦は切込み部にツメをかけて押さえることで飛散に強い作りになっている新しい瓦です。

瓦は他の屋根材と比較してこんなにメリットがあります

瓦が地震に弱いと誤解されていても瓦屋根の家がなくならないのはそれを上回る大きなメリットがあるからです。
簡単にまとめると、瓦のメリットは以下の通りです。

①劣化しにくい 瓦自体は約50年~100年程度持つ=メンテナンスコストがほとんどかかりません。他の屋根材は15年~20年ごとに大規模な塗り替えなどが必要です。
②火、風、水に強い 非常に性能が高く耐火性、防風性、防水性がダントツです。
③断熱性能が高い 省エネ=ランニングコストを低く抑えることができます。
④美しい 陶器なので質感が美しい。洋風の家に合う瓦も豊富な種類があります。

まとめ:最新の瓦を強い構造の家に乗せる

瓦は「強い構造」の上に載せれば、他の屋根材と比べても全く耐震性には劣りません。
遜色ない…どころか、コストの面でも「住めば済むほど他の屋根材よりお得」であり、「いつまでたっても色あせない美しさ」が手に入ります。
現状の建材の中で、屋根材としてのトータルバランスが非常に良いのが「瓦」なのです。
日本で長い間選ばれ続けてきたその耐久性、耐候性、そして美しさを活かすことが最強の屋根を作る方法と言えますね。

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